学習例
それぞれのお客様に合った
ユニークなソリューション
Aさんは、日本の大手自動車メーカーでチームリーダーを務めていました。マレーシアで3年間の海外駐在を命じられたものの、外国語能力はほぼ皆無でした。
Aさんはコミュニケーション能力評価で100点満点中18点、ポテンシャルテストでは100点満点中51点でした。また、中学時代の経験から、外国語学習は好きではないと言っていました。しかし、会社からマレーシアで生産管理をするのに足る英語を習得する必要があると言われました。
この情報をもとに、初級英語、マレー語入門、マレーシア文化のレッスンを組み合わせた5日間の集中カリキュラムを作成しました。この5日間は日本語禁止でした。
日 | 活動 |
---|---|
1日目 | マレーシアの文化、マレー語の基本文法 |
2日目 | 基本会話とロールプレイング |
3日目 | さらに進んだ会話 |
4日目 | ワークスキルへ応用した会話とその他の活動 |
5日目 | ミッションステートメントの練習とプレゼンテーション |
5日間集中コース
このコースでは、Aさんは座学で応用的なコミュニケーションを学び、さらに1日2時間のeラーニングによる自習を行いました。彼のコミニュケーション能力を、毎日1日の終わりに評価しました。また、3日目には英語でのビジネスディナーの練習、5日目には工場長を前にしたプレゼンテーションとQ&Aも行いました。
2日目、Aさんのeラーニング学習時間を分析したところ、Aさんはeラーニングを使った自習をしていなかったことが分かりました。この分析結果はAさんの会社の上司とリアルタイムで共有され、この問題を改善するように上司はAさんとすぐに話をしました。その後、ランチタイムに10分の会話でフォローアップを行い、Aさんに自習のメリットを再確認してもらいました。その後、Aさんは1日2時間、自分の時間に必ず勉強するようになりました。
合計50時間の学習で、Aさんのコミュニケーション能力評価点は100点満点中28点まで向上しました。これは簡単な仕事の会話ができ、簡単な意見を明確に述べることができるレベルです。さらに、生産ラインでよくあるトラブルにも、簡単な英語とマレー語で対応できるようになりました。また、工場長の前で台本なしで3分間の英語スピーチができるようになりました。
Aさん - CAEスコア と 勉強時間
30
25
20
15
10
5
0
200
170
130
100
70
30
0
後に、彼は3年間のマレーシアでの勤務を無事に終え、日本に帰ってきてから昇進していたことが分かりました。
日本の大手電子部品メーカーから、10人の管理職候補のグループを12カ月にわたって英語でトレーニングしてくれないかと依頼がありました。受講生は、海外の顧客との交渉、海外スタッフの育成・管理、英語での会議運営などができるようになることが期待されました。彼らのポテンシャルスコアは100点満点中55点から89点、個人のコミュニケーション能力評価点は100点満点中22点から49点でした。
それをもとに、現在のレベルに合わせて受講生を3つのクラスに分け、会社の目標達成に向けたカリキュラムを作成しました。カリキュラムは、オンラインレッスン、適切なeラーニング教材、2つのオンライン上級語学合宿で構成されていました。
名前 | ポテンシャルスコア | CAE スコア |
---|---|---|
受講生 A | 59 | 22 |
受講生 B | 68 | 23 |
受講生 C | 51 | 27 |
受講生 D | 62 | 34 |
受講生 E | 55 | 39 |
受講生 F | 71 | 44 |
受講生 G | 68 | 45 |
受講生 H | 76 | 46 |
受講生 I | 89 | 47 |
受講生 J | 81 | 49 |
初級クラス
中級クラス
上級クラス
コース中は3カ月に1度、個人評価を実施し、コミュニケーション能力の向上状況を把握するとともに、学習時間や進捗のマイルストーン、受講生1人あたり短期・中期・長期の目標を1つずつ設定しました。また、その電子部品企業の現マネージャーに、個人のeラーニング学習時間やレッスンでの成果を毎月報告しました。
90時間のオンラインレッスンと1日30分以上のeラーニングを行った最終結果では、コミュニケーション能力評価で平均13.2ポイントの向上が見られました。また、外国人との会議では、各自の言語能力に応じた交渉、プレゼンテーション、評価、意見発信ができるようになりました。さらに、TOEICテストでは、全員が大幅なスコアアップを達成しました。
その後、10名全員が課長となり、数名の部下を担当することになりました。課長になった時点で、全員が昇給などの待遇を受け、その後も何人かがさらに昇格しています。