テスト&評価
コミュニケーション能力を可視化
コミュニケーション能力を判断するには、テスト、特に選択肢式のリーディングとリスニングのテストが最適だというのは、よくある誤解です。しかし、テストの点数は、効果的なコミュニケーションに必要な多くのスキルのうちの1つを表すにすぎません。パラカロでは、効果的なコミュニケーションに必要な主要スキルをまとめ、「コミュニケーション能力評価(CAE)」という評価システムにしました。
スキル
スキル
表現
ポリシー
結果
CAEでは、6つの言語スキル、4つの非言語スキル、および1つのテストについて、0点(入門)から10点(上級)までで評価します。そのスコアをレーダーチャートで表示し、0点から100点までのコミュニケーションスコアを集計しています。
それぞれのスキルに意味と重要性がありますが、仕事の会話でより重要になるものもいくつかあります。ここでは以下の2つの例を挙げます。
例 1
スキル
スキル
表現
ポリシー
結果
この例では、「正確さ」「話し方のスキル」「e-Testスコア」が高く、「自信」「確認」「非言語コミュニケーション」のスコアが低くなっています。これは、この生徒さんが外国語の知識は豊富だけれども、会議やお客様との対面でのコミュニケーションに必要なスキルが身についていないことを示唆しています。このCAEでは、この生徒さんやその会社が長期的に収益を上げることは困難でしょう。
この例では、「簡潔さ」「説明スキル」「自信」のスコアが高く、「正確さ」「文の接続」「e-Test」のスコアが低くなっています。このことから、この生徒さんは文法や単語をあまり知らないかもしれませんが、簡単な文章でわかりやすく、詳しく伝えることができると考えられます。これは、その生徒さんとその会社にお金をもたらす可能性を示唆します。
スキル
スキル
表現
ポリシー
結果
例 2
CAEに加え、ポテンシャルテストと呼ばれる生徒さんの潜在的な言語能力を測定するテストも行っています。
ポテンシャルテストは、生徒さん一人一人の生まれ持った語学習得に対する向き不向きを測定する1回限りのテストです。このテストのスコアが高いほど、その生徒さんが高いレベルの言語能力に到達できる可能性が高いことを意味します。このスコアは、CAE と共に、コース全体を通して各生徒さんの進歩状況を追跡するために使用されます。
このテストで登場する、新しい言葉では、「わたしはエンジニアです。」と言い方を次のように言います。つまり、「わたし」の「は」は使わず、動詞「です」は最後にこなくて、主語のすぐ後に来ます。ですから、
「わたしはエンジニアです。」は
「わたし です エンジニア」となります。
(ここからこのテストの最後にかけて、次々にルールが追加されています。一つずつルールを理解しながら進んでください。)
疑問文は主語意図同士を入れ替えます。例えば、
「彼はエンジニアですか?」は
「です 彼 エンジニア?」となります。
否定文は動詞の後に「ない」を入れます。例えば、
「彼女はアンジニアではありません。」は
「彼女 です ない エンジニア」となります。
複数になると、「たち」がつきます。ですから、「彼ら」や「これら」というような言葉でも、単純に「たち」をつけるだけで、「彼たち」や「これたち」となります。動詞の「です」は、主語が複数になると「でーす」のように「え」の音が入ります。例えば、
「わたしたちはえんじにあです。」は
「わたしたち でーす エンジニアたち」となります。
例